館内⑤のマリモの年表・他の翻訳をご覧ください。
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タイトル
マリモの盛衰は、阿寒の自然と人の営みが織りなす物語です。
産業開発と自然保護が社会発展の対立軸として問題になった高度成長期(昭和30年代)以前から、阿寒湖のマリモはその課題に直面していました。
科学的研究、観光振興、自然開発など様々な人の営みが絡み合った阿寒物語の中心にはいつもマリモがいました。
この間、阿寒の人々はマリモの保護保全を選択し、地道な運動を継続してきました。科学的な研究成果は、マリモを「神秘のマリモ」から「環境保全の象徴としてのマリモ」に、さらには「阿寒湖の多様な生き物達の標」としてのマリモに返還の歴史をつなげてきました。
しかし、今も昔も変わらないのは、阿寒の人々にとってマリモは、阿寒の顔であり、心であり、阿寒が阿寒であることの揺るぎないシンボルであるということなのです。